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金沢の伝統芸能保存奨励事業事業内容

金沢に開く艶やかな文化の華を支える。

本法人は、金沢に伝承されてきた優れた文化遺産、伝統芸能、好ましい隣保関係を、次代を担う若人たちに引き継ぐとともに、優れた文化的遺産等の保全、修景、新たな地域文化・コミュニティの創生を図り、もって活力と潤いのある住みよいまちづくりの推進に寄与することを目的とし、次の公益目的事業を行う。
(1)伝統芸能の継承および育成に関する事業 (2)その他、上記目的を達成するために必要な事業

金沢の伝統芸能助成金交付事業

(1)金沢の伝統芸能助成金交付事業

(1)金沢の伝統芸能就業奨励金(新人芸妓への奨励金)
「金沢素囃子」を担う“なり手”の確保と定着を図るため、新たに「金沢素囃子」の担い手である芸妓の職に就こうとする者に就業奨励金を交付しています。

PDF 金沢の伝統芸能就業奨励金交付規程

(2)金沢の伝統芸能育成奨励金(指導を行った料亭経営者への奨励金)
先人より育まれてきた「金沢素囃子」の育成振興のため、新しく芸妓になろうとする者を育成した料亭経営者に育成奨励金を交付しています。

PDF 金沢の伝統芸能育成奨励金交付規程

(2)金沢の伝統芸能イベント開催事業

金沢に継承されている伝統芸能「金沢素囃子」や「加賀宝生」等を広く知っていただくため、イベントを開催いたします。

(3)金沢の伝統芸能調査事業

金沢の伝統芸能(「金沢素囃子」、「加賀宝生」等)に関するデータベース構築を目指し、金沢の伝統芸能について、歴史、現状、実演記録、担い手、保存・継承していく上での課題等の調査を実施していきます。

(4)広報活動

(1)「金沢素囃子」の担い手である金沢芸妓の魅力などを紹介する動画

本人が語る金沢芸妓の魅力や、茶屋街に継承される技芸を動画でご紹介します。
芸妓の仕事にご興味のある方は是非ご覧ください。

※普段の日常から芸を志す“芸妓”にかわる様子をイメージ映像化

※ドラマ仕立てで、芸妓への道をイメージ映像化

※お座敷の様子をとおして、芸妓の魅力を紹介

(2)「金沢の伝統芸能調査」報告書

平成27年度

PDF金沢素囃子調査最終報告書 / PDF金沢素囃子最終報告書資料

平成26年度

PDF金沢素囃子調査報告書 / PDF金沢素囃子報告書資料

平成25年度

PDF金沢素囃子中間調査報告書 / PDF金沢素囃子中間報告書資料

(3)金沢の芸妓インタビュー記録事業

「金沢素囃子」を発信するため、「金沢素囃子」を担う“なり手”である芸妓衆にインタビューを行いました。
令和5年度実施
  • 大学時代から習っていた日本舞踊の師匠が、主計町に出稽古をしている縁で芸妓の世界に入った寿珠さん。令和4年(2022年)7月のお披露目から1年が過ぎ、「お座敷でもこれまで以上にお客様と触れ合う機会が増えました。お稽古が楽しい!」と、踊りや囃子の稽古に励む日が続きます。

  • 笛は特別な存在という唐子さん。地元、能登の祭囃子で笛方を担当したことがその原点、といいます。金沢での学生時代に東洋史が専攻だったことから、芸妓名を唐子としたそうです。稽古ごとや街の様子を中心に、お気に入りの散歩スポットの話なども伺いました。

  • 長唄、小唄に清元、そして趣味のカラオケまで、唄うことも歌うことも好きというかつ代さん。踊りは、ヒップホップダンスから日本舞踊への転身でした。そんなかつ代さんのやりがいは、お客様にいつも心地よく楽しんでもらえるお座敷を提供することだそうです。

  • 令和5年(2023年)10月のお披露目は、新花の万琴さんにとって中学時代から思い続けた芸妓になる夢がかなった瞬間でした。その後初舞台も踏み、まだ慣れない仕事や稽古に必死で取り組む万琴さんに、新しい世界に飛び込んだ現在の心境をお聞きました。

  • 美紅さんは、金沢素囃子子ども塾の卒業生です。ひがし茶屋街のそばで生まれ育ち、令和4年(2022年)11月にデビュー。1年が過ぎ、ようやく緊張感が少しずつ取れてきたといいます。多彩な趣味を持つ美紅さん。仕事も趣味も全力で取り組んでいます。

  • 輝いている人が好き。光春さんは、舞台で観た先輩たちにあこがれ芸妓になりました。何度しかられても、やめようとは一度も思ったことがないという光春さん。お姐さん方からのさりげない一言から感じる温かさが、これまでの支えになってきたといいます。

令和4年度実施
  • 幸ぎくさんは、平成28年(2016年)、金沢美術工芸大学卒業後にデビュー。
    立方としての踊りはもちろん、金沢素囃子では笛を担当するなど、様々な芸の修得に励む幸ぎくさんに、芸妓になったきっかけや、普段の生活の様子、にし茶屋街のことなどをお聞きしました。

  • <Part1>
    平成28年(2016年)に芸妓になったうた子さん。横浜から芸妓の道を目指し主計町に入る時、同じお茶屋のお姐さんの桃太郎さんとは不思議な縁がありました。
    金沢美術工芸大学出身の桃太郎姐さんとお二人で、金沢おどりや、金沢素囃子の演奏について楽しく語ってくれました。


    <Part2>
    お茶屋のある主計町ってどんなところ?普段は、どんな生活を?など軽妙な会話が続きます。県外出身の二人ですが、初めて花街に来て一番驚いたこと、戸惑ったこと って何だったのでしょうか。お二人の、今後の目標などもお聞きしました。

  • 北陸新幹線金沢開業の翌年、平成28年(2016年)にデビューした七葉さん。
    佐賀県出身の七葉さんが、芸妓になったきっかけ、金沢の印象や、稽古のこと「七葉」という芸妓名の意外な由来や芸妓を志す方へのアドバイスなどをお聞きしました。

  • 令和5年(2023年)2月に新花としてお披露目した以とさん。
    中学時代からの芸妓になる夢をかなえるため金沢に来た以とさんに、修業の様子や両親のこと、新しい世界に飛び込む思いや金沢のことなどを、お披露目直前にインタビューしました。

  • 平成27年(2015年)、北陸新幹線金沢開業の年に芸妓になった佳丸さん。
    海のある県にあこがれて金沢大学に入学。卒業後ひがし茶屋街に入りました。
    お稽古が趣味という佳丸さんに、普段のくらしや茶屋街のこと、お稽古のことなどを話してもらいました。

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